アンティグア産グァテマラ入荷

久しぶりにアンティグア産のグァテマラコーヒーが入荷しました。

6月のおすすめ品でグァテマラの消費量が一気に上がり、在庫確保のため探していたところ偶然見つけたものです。

コロナの後遺症か?円安の影響か?コーヒーの入荷が不安定で困ります。

特にうちみたいなチェーン店に属さない小さなお店は情報も少なく、良いコーヒー豆を見つけるのは宝探しみたいなものです。

さてボヤキはそれ位で、新しいコーヒー豆を焙煎するのはワクワクするものです。

今回の生豆は、アンティグア地区にある小さなコーヒー農園で収穫されたチェリーを歴史ある精製工場で天日乾燥されたものです。

基本的にアンティグア産のコーヒーは、その土壌の良さから華やいだ香りが統一的な特徴ですが、そこに精製段階の際、発酵などで生まれる甘味成分の違いが農園ごとのキャラクターとなって現れるような気がします。

定番のメディナ農園は果実のような優しい甘味、昨年使用したサンセバスティアン農園は明るくさっぱりした甘味、同じく昨年使用したリモナール農園は深くしっとりした甘味と、同じアンティグア産でもハッキリと違いがわかりました。

表現が幼稚ですが、今回のものはビターチョコのような甘味を感じました。

そもそもチョコレートの甘味は砂糖の甘味なので表現がおかしいですが、コーヒーのチョコ味感と微量の甘味があわさったような感じです。

口に含んだ瞬間に広がる香りと時間差を置いてビターチョコ感の甘味が現れ、後味となって持続します。

まあ分析的にコーヒーを飲んでいても楽しくないので、お客様は普段通り召し上がっていただければ幸いです。

浅煎りと深煎り、2種類の煎り方でご用意致します。

グァテマラ 浅煎り

深煎り グァテマラ