先日の記事「焦げた深煎りコーヒーは身体に悪い」にはご興味を示された方が多かったようです。
コーヒー本来の苦味と焦げ味を混同されているケースも多いようですが、コーヒー本来の苦味は口に残らず、焦げ味は口に残ります。
食パンをトーストして焦がした時を思い浮かべていただければ分かるかと思います。
コーヒーの焦げた苦味の原因は焙煎時の炭化によるものです。
豆自体の表面が焦げるケースは重症ですが、センターカットと呼ばれる豆の中央部分にある薄皮が焦げてしまうのも原因の一つです。
焦げた部分のほとんどはちぎれて豆から離れますが、内部にまで浸透し残ってしまいます。
質量的にはわずかですが、焦げは焦げですので注意が必要です。
真っ黒で油ぎったコーヒー豆はもちろん、このセンターの部分を注意して見るのも焦げ臭くないコーヒー豆を見分けるポイントになるかもしれませんね。
画像は・・・
左:深煎りマンデリン「マンデリン・フレンチロースト」
右:浅煎りマンデリン「スマトラ・マンデリン」
です。