100年前の技術と徒弟制度

カペティロ農園産のグァテマラが終了しました。

休み明けはメディナ農園産のグァテマラ・アンティグアとなります。

焙煎が終わったころ、お客様との雑談で「100年前のコーヒー焙煎技術は?」と質問されました。

当店の焙煎機は約100年前に製造されたもので、その話題の過程から100年前の焙煎技術の話題となったわけです。

予期せぬ質問に的確な答えをすぐに出せなかったのですが、改めて考えてみると当時の技術(を作りだす努力)というのは、どんな小さな事でも偉業そのものだと思いました。

100年前と言えば、現代のように情報も乏しく何でもマニュアルが揃う時代ではなかったでしょう。

そんな中で初めて焙煎機を使ってコーヒーを焙煎した人は、技術そのものを確立するまでの過程が試行錯誤の連続で気の遠くなるような時間を費やしたと思います。

そう考えると技術とは他人のまねごと(マニュアル操作)ではなく、自分自身で作り上げた技(わざ)が真の技術かもしれません。

短時間で取得できる技術で、簡単に生産してしまう現代とは「ものつくり」に対する意気込みと言うか真剣さが違ったように思います。

それは作り上げた製品のどこかに現れてくるでしょう。

近い将来「徒弟制度」が見直される時代がやってくるように思います。

久しぶりに深く考え込んでしまいました。

20160524-1