今度は新しいマンデリンが入荷したというのでサンプルを取り寄せてみました。
画像の袋に入っているのが、サンプル2種で、下は現在使用中のマンデリンの生豆です。
サンプルは大粒で魅力的なのですが、見た目だけでは味はまったくわかりません。
現在使用のマンデリンはコーヒーの原生種であるティピカ種100%です。
対してサンプルは交配種が主と思われます。
すでに召し上がった方はご存知かと思いますが、現在のマンデリンはサラッとして透明感のある風味に感じると思います。
これはコーヒーの純粋種であるティピカ種の特長で、綺麗な風味を味わえます。
ティピカ種はエチオピアのモカを起源にしていますので、モカ好きの方は想像が付くと思います。
マンデリンは「苦くて泥臭い」のイメージを持たれている方も多いと思いますが、それは生豆に混入した腐敗豆や枯れ豆など欠点豆がもたらす味で、きちんと精製された高グレードのマンデリンは苦くありません。
ちなみにサンプル2種も、一般品のマンデリンと比べてはるかに良く精製されているのですが、腐敗豆はないものの、枯れ豆の混入が認められます。
きちんとハンドピックで取り除けば良いのですが、混入する事自体、収穫時に問題があるのかもしれません。
肝心な仕入れ価格は現在のマンデリンが圧倒的に高価です。
やはり高い物、安い物には価格なりの理由があります。
仕入れ値に心が揺らいでしまいましたが、現行のマンデリンを継続しようと思います。