植物の特性から見たコーヒー焙煎の意味

コーヒーは生豆を加熱焙煎して飲用されます。コーヒーの生豆にはコーヒーを想像するような香りは一切なく、あの芳醇な風味は焙煎という作業によって生まれます。

そのコーヒーの生豆の正体は植物の種子です。植物は子孫繁栄のため種子を残すのですが、大切な種子を動物に食べられては困ります。動物に対してある種の毒物を備えて自衛していますが硬い殻で覆われているので噛み砕かない限りは無毒です。

たとえば夏のビールのおつまみの定番枝豆は生のまま食べるとお腹を壊しますが、「ゆでる」という加熱行為によって毒素が分解されます。

コーヒーの生豆にもアルカロイド系の毒素が確認されています。そこで焙煎という加熱作業で毒素も分解されているのですが、焙煎が不十分だと毒素が残ってしまいます。コーヒーを飲むと胸焼けを起こす場合は、コーヒーが古いのではなく毒素が残っている可能性があります。