プレーンオムレツとコーヒー焙煎

プレーンオムレツって知っていますか?卵とオイル(バター)だけを使って焼いたオムレツで、中はふわふわの半熟で上部にナイフを当てるとパーッと開きます。中が固くなっているオムレツはただの卵焼きです。わずか数十秒で出来る料理ですが、コックさんの腕前を知るバロメーターにもなっているようです。私も一応かたちだけは出来ますが、うまく開くのは10数回に1回出来るかどうかです。

このプレーンオムレツを上手く作るには、素材や道具の特性を知るのはもちろん、火力、フライパンの状態、卵を入れるタイミング、そして攪拌のスピードや時間、返すタイミングなど一瞬で判断して調理なくてはいけません。

途中のプロセスを誤ってしまうと満足なオムレツは完成しません。恐らくどんなに技術が進化しても、パーッと開くプレーンオムレツを作れる機械は出来ないと思います。(あるのかな?)まさにコックさんの職人技です。

コーヒーの焙煎もプレーンオムレツほど時間的にシビアではありませんが、焙煎の途中途中で仕上がりに影響する気の抜けないポイントがいくつかあります。やはりそのプロセスを誤ってしまうと風味がガラリと変わってしまします。これは何分後にどうのこうのではなく、豆を見たり煙の香りをかいだりで判断して調整します。そして最も緊張する釜出しのタイミングは上手く仕上がるように神様に祈るしかありません。

コーヒーの焙煎も案外ヒューマンチックなのです。