店主直伝!コーヒーブレンド手法

コーヒーのブレンドって難しいと思っていませんか?確かにすべての方に満足して頂けるブレンドを作るのは至難の技です。しかし、個人で楽しむコーヒーのブレンドはルールも何もありません。幾つかのポイントを押さえれば簡単に作れます。

まず、WEBや書籍に出ているブレンド割合は参考にされない方が良いと思います。それは、そこで使用しているコーヒーと銘柄は同じであっても、お手元のコーヒとの風味が同じとは限らないからです。そして先入観にとらわれない事です。

コーヒーAとコーヒーBをブレンドする時、たいてい単品での味はご存知だと思います。すると出来上がりの風味を想像しがちで、実際のテイスティングでも単品の味を探してしまいます。ブレンドは「新たな味の創造」です。

「A+B=AB」ではなく「A+B=C」が正解です。

まっさらな状態の方が面白いブレンドコーヒーが作れると思います。心の準備はここまでにして、実際にブレンドの製作方法をお教えします。

通常、コーヒー豆や粉をあらかじめブレンドして淹れ、テイスティングする方も多いと思いますが、微妙にブレンド割合を調整して行くのが大変です。そこで、コーヒーAとコーヒーBをブレンドする場合は、おのおおの単品でコーヒーを淹れておきます。そして淹れた二種類のコーヒーを混ぜ合わせてテイスティングして行きます。スプーン一杯ずつブレンドした場合は、50%/50%のブレンド割合となります。

この方法でしたら短時間で何種類ものブレンドが作れ、テイスティングできます。仕上がりもコーヒー豆をブレンドした場合と大差ありません。三種類以上のコーヒーを使ったブレンドも基本的には同じですが、かなり複雑になって来ます。

当店の場合、月替わりのフォーシーズン・ブレンドは、過去に販売実績のあるブレンドコーヒーを少しチューニングする方法でバリエーションを広げています。コーヒー豆は農作物ゆえ同じ銘柄であっても一年前と今とでは風味が異なるケースが多いですし、風味を決める焙煎も人間の作業ゆえ日々微妙に異なります。

また、コーヒーの淹れ方や飲まれる方の体調、食事内容によって感じ方も違って来ます。そのため、定番ブレンドは割合を年中一定させ、諸条件によって微妙に変わる風味を楽しむくらいの寛容さで作り上げております。どうぞ肩肘張らず、おおいに楽しんでコーヒーのブレンドをお作りください。