在来品種のコーヒー豆

フォレストでは可能な限り、自然のままの在来種のコーヒー生豆を使っております。現在は希少でとても入手が困難になりましたが、それは自然にも人間にも優しい魅力あるコーヒーです。残念ながらコーヒー栽培までは携わる事はできませんが、良い生豆は栽培風景を想像する事ができます。

在来品種のコーヒーとは

在来品種のコーヒーとは

在来品種のコーヒーとは、自然界に自生していた頃から人為的に品種改良されずに受け継がれたコーヒーの木の子孫です。

コーヒーは、原産国エチオピアから世界のコーヒー産地に栽培が広がりました。その過程で環境に合わないものは枯死し、合ったものだけが残りコーヒーの実をはぐくみ子孫を残してきました。見事に残ったそれらのコーヒーは、原産地とは違う環境に長年かけて適応したために栽培地でまったく違った風味を生み出します。

それが在来品種の最大の魅力で、ブルーマウンテン、モカ、キリマンジャロ・・・など、すべて産地が異なると風味が違う理由です。


手間のかかる在来品種の栽培

手間のかかる在来品種の栽培

意外に思うかもしれませんが、在来種のコーヒーの木は直射日光を嫌います。ご家庭でコーヒーの木を育てていて、夏の直射日光に当て枯らした経験のある方も多いと思います。そのため、コーヒーの栽培には、背丈の高い木を植えて木陰を作ってあげることが必要です。(シェードツリー)

しかし、そのような状態では機械化できずに栽培にとても手間がかかってしまいます。そのためにコーヒー生産地では、シェードツリーを必要としない直射日光に強いコーヒーの品種改良が盛んです。


自然を保護する在来品種の栽培

自然を保護する在来品種の栽培

品種改良が進むにつれ、栽培地に不要となったシェードツリーは伐採されます。一面にコーヒーの木が並ぶ姿は壮観ですが、そこには自然の食物連鎖は生まれません。病害虫が拡大しやすく、農薬の使用を余儀なくされます。また、同じ種は同じ栄養素を吸い上げるため土壌が痩せ化学肥料が必要になります。

在来種のコーヒーはどうでしょうシェードツリーを植える事によって、そこは多種多様な動植物が育ち、自然と食物連鎖が生まれ、やがては森になります。害虫が生まれてもクモや鳥がつばみ、落葉や動物の排泄物は肥料となり、ますます森は豊かになります。在来品種のコーヒーを残すという事は、豊かな森を残すという大切な事なのです。


在来品種のコーヒーを次世代に

在来品種のコーヒーを次世代に

今でも残る在来品種のコーヒーは、自然の中で育ったもの。一度失うと二度と甦りません。高額でも、数少ない在来品種のコーヒーをリクエストし、使い続ける事はすなわち自然を守る事にも繋がります。

次世代の子供たちのためにも。


※画像提供:慶應大学・旧マヤビニックジャパン